
21世紀には、日本がいまだ体験したことのないの超高齢社会を迎えます。こうした中で、
多くの建築家や工業デザイナー、環境デザイン研究者などが、ユニバーサルデザインをも
のづくりや街づくりに生かそうとしています。こうしたさまざまな分野の研究者たちは、
ユニバーサルデザインを考える上でのいくつかのガイドラインを提示しています。
これらは私たちが社会生活を営む上でも、大いに役立ちますので、要約し、その製品例を
紹介しておきましょう。
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1.公平な利用
すべてのユーザーに対して同じ手段・方法で利用できること(例:だれでも(使える)トイレ、シャンプーやリンスのぎざぎざ、自動ドア)。
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2.利用における柔軟性
利用方法における選択を用意すること、右利きと左利きのどちらでも適応できること
(例:右、左どちらでも使えるハサミ、口の広いコイン挿入口など)。
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3.単純で直観的な利用
不必要な複雑さがないこと(例:絵による説明、明快な交通標識など)。
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4.認知できる情報
重要な情報は、画像、音声、触覚といった異なった方法を用いて、認知しやすくすること(例:音声案内装置付きの視覚障害者用の触知図、カード度数を知らせる公衆電話機、病
院などの色別案内など)。
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5.失敗に対する寛大さ
危険や失敗を最小限にするために要素を整えること(例:ストッパー付きのポット、立ち消え安全装置付きのガスコンロなど)。
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6.少ない身体的な努力
ユーザーに無理のない姿勢で操作できること(例:ドアノブ、超低床バスなど)。
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7.接近や利用のための大きさと空間
座ったり立ったりしている、どんなユーザーに対しても、重要な要素がはっきり目につくようにすること(例:、高さ調節のできる流し台、使いやすい高さのコンセント、駅ホームの昇降用エスカレーターなど)。
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以上の七つがユニバーサルデザインを考えるうえでの着眼点です。
こうしてみると、ボタンの掛けはずしの手間を除いたジッパーの発明や階段の昇り降りの
しんどさを解消してくれたエスカレーターなどはその最たるものかも知れません。しかしな
がら、ユニバーサルデザインが注目されるのは、いま高齢社会を迎えて、バリアフリーと
いう考え方をさらに一歩進め、障害を持つ人を含めた誰でもが便利に使えるものづくり、
さらに、地球環境まで含めた“やさしさ”への取り組みが大きな課題になっているからな
のです。
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