移住となると、住まいが手に入れられるか、生活費はどのくらいかかるか、病気をしたときはどうなるか、が最大の問題です。
まず、住まい。購入する場合は、地域、土地や建物の広さで異なるが、概ね3千万円前
後。ケアンズ市に移住したケースでは約千平方bの土地に、延べ約240平方bの3階建て
を約2千万円で購入したといいます。“住宅後進国”の日本とは雲泥の差ですね。賃貸住宅
の場合は月額12万円程度。シドニー市に、日本人移住者により日本人向けに不動産の斡
旋をしている会社があるそうです。
次に月々の生活費。シドニー市で持ち家の場合は、娯楽教養費等すべて含めて12万円
と試算されています。賃貸住宅なら住宅費12万円が加算されますが、それでも月々の生
活は年金で十分賄えます。
さて、心配なのが医療費。オーストラリアの公的医療保障制度は、日本のような社会保
険方式ではなく、原則的には一般財源で賄われるのが特色。通院医療費や公立病院入院費
用を給付する「メディケア制度」と「薬品費給付制度」により公的医療が保障されていま
すが、移住してすぐは受給要件を満たせないので民間の医療保険に加入してカバーする必
要があります。
ところで、海外移住はいいことばかりというわけではありません。熟年の海外移住には
「国によりビザの種類が多く、制度が複雑。ビザによっては年齢や経験(技能・英語力)
などの条件がある。大使館などで確認するか、コンサルタントに問い合わせる」のが第一。
情報収集を十分にして、「ゼロからの出発、“郷に従う”」心がまえが海外移住成功の秘訣と
いえるようです。
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