11人の居住者の内訳はご夫婦が2組、単身の男性が1名、単身の女性が6名、そしてこの11名の入居者をお世話するのは3名のスタッフと秋山さんご夫妻の5名である。
 施設の構成は、15畳ほどの居間を中心に、共用部分としての食堂、台所、浴室、洗濯室などの他、約30畳の居間、入居者が自由に使える客間、そして庭には、趣味の花いじりや共同作業ができる作業棟などが完備している。
食堂
 
リビング
 
客室
 
 『田園生活館』の特徴は何といってもオーナーやスタッフが一つの屋根の下に住んでいること。11名の共同生活者の中には、すでに介護度4と5の人もいるが、そういうご老人も含めて、日々の生活がなされている所に、グループリビングの最大の特徴があるようだ。

■日々の交流の中で築かれる
ゆるやかな関係


 オーナーの秋山さんは埼玉県の福祉施設で障害者や高齢者のお世話をし、最後は児童福祉施設の施設長を務めた。  

 そんな経験の中で感じたことは「大規模施設には普通の生活がなく、外との繋がりも失われている」ということ。特に児童施設においては、日々、生活を共にすることがいかに大切な事であるかを痛感したという。

 そうした福祉施設での経験が、北欧で試みられている『グループリビング』、『家庭』と『生活』にこだわった施設作りに邁進させたのだという。





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