昨年4月には
 『さくら』2号棟をオープン

 『グループハウスさくら』の日常生活は、自分の身の回りの世話は自分ですること、食器洗いの当番は決まっているが、朝食・昼食はみんなで作って食べている。ただ、夕食だけは有料のボランティアに依頼、ボランティアの都合がつかない場合には、入居者の中のチーフ役あるいは小川さん自らがサポートする。
 そのほかの時間はまったくの自由。病院に通ったり、大正琴、ダンベル運動、民謡、公民館に出かけたりとさまざま。また、棟の裏にある自家菜園で野菜作りにいそしんだり、住民運動に参加したりと、外出・外泊もまったく自由である。これといった規則はないが、月2回、入居者のミーティングが開かれ、ここでさまざまな問題が話し合われる。
     
 
     
 ところで、最近はグループホームといえば軽度の痴呆者を対象にした施設、『さくら』のような健常者を対象にした施設はグループリビングと呼ばれているが、ここは敢えて『グループハウス』という冠をかぶせている。
 「私がこの施設を開いた頃は、そういった区別さえなかったんです。私のイメージでは、あくまでお歳よりの"下宿屋さん"、つまり"ハウス"なんです。いわゆる一般 のアパートとまったく変わらないんですよ」と言い切る。

 2002年4月には、2号棟を建設したが、ここには6世帯・9人の入居者がいる。また、ここには3LDKの部屋も1室あり、子供も交えた家族の入居者さえもいるのだ。いわゆる老人施設ではなく、まさに、ご老人を対象にしたアパートであり、生活を全面的にサポートする専門家のいる"下宿屋さん"なのである。
 1996年、『さくら』1号棟は「高齢者グループリビング支援モデル事業」で、全国のモデル第1号に認定されている。これによって、台所のバリアフリー化や各種設備の買い替えなどを行なったというが、行政の対応はまだまだの感は否めない。
 
玄関に備わった個人の郵便受け

 「寝たきりや痴呆症の高齢者施設は、不十分とはいえ全国各地に作られていますが、元気なお歳よりが集まって、自分の健康を管理し、自立しながら共同生活を営める施設は圧倒的にたりません。もちろん、今まで個人で、それも手探りでやってきたことに、行政も協力してくれることになり、力強さを感じはいたしますが、全国各地に『さくら』のような施設が、たくさんできることを願っています」
 小川さんの真情であろう。

名 称
(有)福祉ネットワーク「さくら」
代表取締役
小川志津子
所 在 地
〒338−0804  埼玉県さいたま市上木崎6−9−3
電   話
048−831−0744
F A X
048−831−7701




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