公営だからこそ出来る
 月額5万円前後の格安介護料

 福島県西会津町は『健康の町・西会津』を宣言、『百歳への挑戦』をスローガンに、保険・医療・福祉のトータルケア・サービスの取り組みを展開している。
 町内に接して広がる広大なさゆり公園の保険・医療・福祉ゾーンには西会津町診療所、通所リハビリステーション、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、温泉リハビリプール、地域ふれあいセンターなどさまざまな施設があるが、中でも注目に値するのが『グループホームのぞみ』である。
 『グループホームのぞみ』は平成14年に事業を開始しているが、その名が示す通り「軽度の痴呆症」のお年寄りを対象にした施設。
 そのコンセプトは「家庭的で暖かい雰囲気の中で、食事の仕度、掃除、洗濯等の共同生活を行ないながら、職員による日常生活上の指導、援助を受け、痴呆の進行を穏やかにし、健康で明るい生活」を送れるようにすること。こうした目的で、西会津町が福祉の一環として作った施設である。
     
 
     
 
     
 何より目を引くのがその利用料金だ。利用料は介護度によって異なるが、介護費用の1割負担と、食材料費・管理費を含め、1ヶ月当たり5〜6万円という格安さなのである。
 通常のグループホームの場合、介護度1〜2の場合でも、月額12〜16万円は普通料金。もちろん、これに入居費は別にかかるのが普通。
 こうした料金設定が出来るのも、『のぞみ』が町営であり、施設の建設費や減価償却をほとんど考慮しなくてもいいからなのである。
 また、施設の充実ぶりにも目を見張るものがある。木造平屋建て、延床面積350平方メートル、居室はすべて10畳ほどの個室。各部屋と部屋の間にはトイレが設えられており、居間の他に食堂、浴室、共同の台所、浴室があるほか、さゆり公園内にある各種施設には、10メートルほどの道を隔て、あとは廊下一本でつながっているという便利さなのである。





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