ボランティア活動に参加、多忙な毎日
だが,精神は悠悠自適の田舎暮らし
 
 自称"怠け者"の大久保さん、イワナ釣りに明け暮れているのかと思いきや,いやいや、とんでもない活動ぶりなのである。週に1度は県外に飛び、これまでに培った経験と智識を生かし、大学で講義をするかと思えば、老化防止と称し某大学・大学院研究室に籍を置きライフワークの勉強を続ける一方で、町の若い人達と共に任意団体「うんづくねえ委員会」を結成して自主的な勉強会・研究会も主宰している。
  ちなみに「うんづくねえ」とは土地の方言で"出来そこないの"といった意味合いらしいが、どうしてどうして活動自体は大マジメなのである。「行動をもって将来の起業家を自ら育成」することを目指し、その「人材を育成するのが目的」であり,その為の実験工房でもあるという。

  このところ食の安全性についての議論が盛んになり,マスコミ紙上を賑わせている。西会津では、かなり以前から食の改善運動を進めてきたが、今、町の施策として力をいれているものに「健康ミネラル野菜作りの推進」がある。農薬で疲弊した農地を改良して安全でミネラル分が、より豊富な野菜を生産して食卓にのせよう……という運動である。 
  ミネラル野菜ならぬ「ミネラル酒米」の試験栽培挑戦、昨年初めて収穫に成功したのが「うんづくねえ委員会」のメンバーMさんである。どんな酒に仕上がるのかは誰にもわからない。  
  話題造りを兼ねた体験学習として「とにかくやってみみっぺえ」……ということになり、地元の酒造メーカーを巻き込んで開発したのが、方言シリーズ「おらがさけ・にしあいづ」である。
 ほんとは「本邦最初のミネラル酒」と、するつもりだったらしいのだが張り切りすぎて、貴重な原料米を半分以上も削ってしまった。大吟醸に近いのだが、ミネラル分も半分以下だんべえ……と遠慮した結果が、上記命名になった由。
 商品開発や品質にこだわり、かなり赤字になったあ……と笑っていたが、マーケティングのいい体験学習になったとのこと。
  さて、肝心の酒の出来栄えであるが、専門家に試飲してもらったところ予想外の好評。チョツピリ自信をもち、来年はもっと仕込量を増やそうと欲張ってはみたものの、作付け量の関係で当分の間、年間4合ビンで900本程度が限界らしい。大半が町内の飲兵衛とメンバーの胃袋に納まることになっているため、頒布量もわずかで希少価値ではある。
 
青山庵での学習会   手作りの酒
「おらがさけ・にしあいず」3本セットを
5名様にプレゼント
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