もう少し生かしてもらって 多少は役にたちたい。
そして、長寿祝い金をもらうぞ!
 
 西会津町は老人福祉の町である。「100歳への挑戦」に勝利すると、町から金100万円也の長寿祝い金が支給されることになっている。「あと35年、のんびりポケーット生きるのも悪くはないが、それでは寂しいしもったいない」。
 これまでの人生を振り返ってみると碌な事をして来なかったので「怠け者でも、やらなければならない事があるような気がするのです」と大久保さんは言う。そして今、「うんづくねえ委員会」のメンバーと共に取り組んでいるのが、さらなる町の発展を願って、町おこし・人材育成を目的とする「NPO法人の立ち上げ」である。
 そのための議論を毎月2~3回、メンバーの農作業や仕事が終ってから夜中の12時過ぎまで延々とやっている。地元のマスコミも注目しているようだ。
  この大久保さん、学生時代から「薩摩の守(さつまのかみ)」というあだ名をつけられ、おおいに不本意と、今もって腐っておられるが、(「サツマノカミ・タダノリ=無賃乗車」という意味になる)
 いま、大久保さんがボランティアという形で"タダノリ"した船、これはとてつもないものではある。「60歳過ぎたら遊ぶ」とのたまった薩摩の守、ここ西会津の地で文字通り八面六臂の活動ぶりではあるが、その精神は紛れも無く大久保流ゆうゆう自適とみた。




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