晴れたらボランティア
降ったらインターネット


今回のエルダータウン・インタビューは、ガイドヘルパーの仕事とインターネッ ト・トレーディングを生きがいに、アクティブ・ライフを送る酒井紀之さんにご登 場していただきました。

ガイドヘルパーで社会参加

――どうやって社会参加を果たしたらいいか考えているとき、横浜市が障害者のガイドヘルパーを募集していることを知り、さっそく応募しました。
ガイドヘルパーというのは視覚障害のある人や車椅子に頼らざるを得ない人に対して、 病院通いや、日常の買い物、銀行へ行くなどをヘルプするのが主な仕事なんです。これは 公的な資格ですから、市の試験もあるんですよ。――
 週に4〜5回、酒井さんはガイドヘルパーとしての仕事に従事しており、これまですで に120〜130人の障害を持つ人に接しているという。 ――あるとき、娘に『お父さんも盲導犬に負けないように頑張ってね』と冷やかされまし てね。
いささかショックを受け、犬に負けないガイドヘルパーとは何なのだろうと考えさせられ ました。結局、得た結論は『犬との違いは障害を持つ人の精神的支えになれる』というこ と、これだと思い、お世話する人をよく観察し、理解を深め、そしてその人の年齢や障害 のレベルにあった話しやアドバイスが出きるように一生懸命です。 ときには『蝸牛角上に何事かを争う、石火光中にこの身を寄するを』なんて、昔、覚え た漢詩なんかを引き合いにして励ましたりすることもありますが、いろいろお話しをして、 不安にさいなまれていた人が、明るさと元気を取り戻すのを見ると、これはガイドヘルパ ーとして無上の悦びですね。

この仕事をしていると、逆に教えられることも多いんです。ある視覚障害を持つ人なん ですが、その方はこちらが迎えるときには必ず駅までは自分でくる。そして帰るときには タクシー乗り場までで、自宅まで送り迎えさせないんですね。どうしてかを聞きましたら、 自分でできることはなるべく人の世話にはならないことを信条にしているという。 自分に甘えを許さないんです。この人にはほんとうに教えられました。――







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