今回のエルダータウン・インタビューでは、パソコンを使って、古い写真の修整や、 オリジナルのアルバム創作などを楽しんでいる笠原正さん(73歳)にお話をうかがい ました。


埼玉県飯能市 笠原正さん 1928年生まれ



笠原家のアルバムは一風変わっている。A4のクリアーファイルいっぱいに、スイス旅行の鮮明な写真が詰まっている。しかも簡易型の全自動カメラで撮ったものばかりだというから驚きだ。ただし写真を台紙に貼り付けたわけではない。パソコンに取り込んだ写真に修整を施し、説明の言葉はもちろん、地図なども加えてレイアウトしたものを、プリントアウトしたものだ。
 逆光で影になっている顔を明るく修整したもの、輪郭のぼんやりした花の青紫色を色鮮やかに際立たせたもの、ケーブルカーの太いケーブルを消して風景一色に仕上げたもの、壮大な雪山のなかに奥さんを座らせた合成写真、、、。なかには見開きでA3の用紙いっぱいに繰り広げられたアルプスの大パノラマもある。
 名付けて「自由形式アルバム」。ここ数年、笠原さんが熱中している趣味だ。






「せっかくデジタルカメラで写してパソコンに取り込んでみたものの、気の利いた写真にならない、という人が、ぼくの周りにも結構いるんですよね。」と語る笠原さん。パソコンで写真を修整する方法を教えてくれという人、この写真を修整してくれないかという人が後を絶たない。なかには昭和初期の山岳写真も持ち込まれている。
 「やってみないとわからないものもありますが、滝の写真などは、黒部ダムの影響で貴重な資料になる可能性もありますね。」と古いアルバムを見る目つきは、「修整のプロ」だ。






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